「はい、宝くじゲット
じゃあ、つかみはこのくらいにして…」
そう言ってパクさんは、おもむろに着ていた着ぐるみを脱ぎはじめます。
着ぐるみの下から現れたのはローブを着た白髪のおじいさんでした。
「実はね、君たちにちょっと話があるんだ
すぐそこに私の家がある。ちょっとよって行きなさい」
アワセカガミと雪達はパクさんの家に行くことになりました。
その場所に残されたパクさんが着ていた着ぐるみ、とシャルロット。
シャルロットが言います。
「おい、兄弟調子はどうだ?」
「……」ただの着ぐるみが返事をするわけありません。それでもシャルロットは喋り続けました。
「着ぐるみってちょっと寂しいな…」
「……」
「今日はあんまり、あれだったけど
明日はきっと晴れるよな…」
「……」
「よーし決めた、こうなったら
俺は世界一の着ぐるみになってやる」
「…がんばれ」
「何?おまえ喋れるのか」
「……」
「そんなわけ…ないよな、
まあいい、とにかく!世界一になってやる」
「…がんばれ」「ん?」「……」「やっぱり空耳か…」「……」
果たしてただの着ぐるみが喋ったのかは定かではありませんが、なんだかシャルロットの心には元気がわいていました。
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